もう21時。今年は百石の実家で年越し蕎麦を食べている。
去年の大晦日は、元日の宮中参賀の前泊で東京だった。
ちょうど今時分、春に帰郷するT君の送別会と男やもめのM君の激励会をしみじみとやっていたなあと思いだす。
T君は今年は郷里の三重県で、ご両親や娘さん息子さんたちと年越しのお酒かなぁ、お子さんが授からなかったM君は姪ごさんが養女になられたと伺ったから、今年は家でも少し賑かかなぁ、などと友を思っている。
昨日は漫然とレコード大賞をテレビで見ていた。
かつて、子どもの頃なんぞは、年末の世の中の話題は大晦日のレコード大賞と引き続き行われる紅白歌合戦だった。
大変重要な国民的行事だから、かなり真剣に見ていたものだが、昨今レコード大賞に最早どれだけの価値があるのか解らないし、紅白も、ただただ長くて付き合い切る体力がない。恥ずかしながら、ほとんど途中でうたた寝してしまう。
紅白の今年の紅組のトリが、かつてのレコード大賞の、青森県民歌とも言うべき『津軽海峡・冬景色』と言う事だから、頑張って起きぬいて、昔年を偲んでしっかり合唱でもしようかと思っている。
それにしても、それにしても、こりゃ何だい!?
イノベーションって言葉は、紅白の辞書にはないのかな!!いや、そう責めるのは酷で、歌謡曲と言うジャンルの文化が衰退し、活力や気概や底力が縮んで行ってるのかなぁ。
残念だなぁ、寂しいなぁ。
「歌は世につれ、世は歌につれ」と玉置宏さんや高橋敬三さんが言っていた華やかなりし時代は、今、何処!
先ずは、大トリに”きゃりーぱみゅぱみゅ“を 抜擢しよう!!
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