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VOL.218 [2015.1.15]
とにかく勉強だ!
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着陸体制に入った機内から眺める沖縄の海が、キラキラ陽光に輝いている。
気温15℃のアナウンス。
いいな!青森なら春だ。しかも沖縄本島北部の名護から、もうすぐ桜が咲き出すらしい。
と言っても、我々のイメージする「染井吉野」ではなく「緋寒桜」という、小ぶりで赤が濃厚な花である。
一度だけ、そうKスケ君が5才になるから、6年は昔にお世話したカップルの挙式に、仲人して来た1月下旬に、もう散りかけている花を、世界遺産の今帰仁城で見た記憶がある。いつか満開を見たいものだ。
「春の海ひねもすのたりのたりかな」
煌めく海に、ベタではあるが、最もピッタリの蕪村の一句を思い出した。
しかし、話が、脇道に突然逸れるけれど、この句には、どうしても一緒に思い出してしまう、忘れ難い、懐かしくて熱い思い出がある。
それは、高校時代の古文の授業の時の事である。
クラスメイトのY君が、先生にこの句の情景を問われて
「まだ幼虫のモスラが、海上でのったのった体をひねりながら、南の海さ泳いで帰ろうとしてる感じの句ですね」
と真顔で答えた思い出である。
40年経った今でも、この句が語られる時には必ず、みんなに好かれていた気のいいY君と、その時の教室内の盛り上がりを思い出してしまう。
確かに迷解答だとしても、Y君、凄く生真面目にこう答えて、先生がまた出来た人で、怒るどころか、笑って笑って涙を出して曰わく
「Y田、お前は最高だ!国語教師としてマイナス5を付けたとしても、お前は最高にいい教え子だ」
そんな先生たちを含めて、高校時代のこの他にも色々あった様々な楽しき思い出のスイッチになるのが、この「ひねもす」の句だ。
一緒に大笑いした、隣近所の席のM君や美少女Mさん(40年は会っていない)を思い出すと更に、胸キュンとなる。
さて本題に戻る。
今回の沖縄の仕事は、濃い。今夜おちおち泡盛なんざ飲んでいられない。
何となれば、起きたら先ずはラジオ生出演。そのあと、沖縄地区では初の、小学校での食育とりんご授業がある。
青森県産品のトークや、スコップ三味線や、県産品TシャツでのPRは、いつもの事で基本があるし、多少地域毎のシナリオに変化があっても大丈夫だけれど、児童たちだけでなく、保護者の方々やメディアのカメラが回る中での、本当の授業だから、さすがにトップセールス12年の自分であっても、時間をかけて、みっちりと授業シミュレーションをしなければ、子供たちに失礼である。
うーん、しかし、ゴーヤチャンプルーにラフテーに、島らっきょうに、沖縄と言えばオリオン中ジョッキなら2杯は、許されるかな。
明日は、授業の後も、さらにメディアキャラバンがあり、夕方には、今回もイオン琉球33店舗での青森県フェアを後押しして下さった、幹部の方々との情報交換会がある。
そしてフェア本番は明後日。
旗艦店舗であるイオン南風原で、先ずは10時から打ち合わせし、ラジオ生番組のMCを地元の歌手の方と一緒に11時から13時15分まで、務める事になっている。
モール内に特設会場を準備しての、生ラジオ番組であり、大変な御好意である。
その番組の中で帯同したミスりんごやミスクリーンライス、ミス青森観光、りんご生産者や十和田の副市長さんや農協の方々に出演頂き、青森産品の素晴らしさや観光を話して貰う段取りである。
番組終了後、モールからスーパーの方の食品コーナーに移動し、青森県フェアの式典とキャンペーンやプレゼント会で大わらわである。
そんな訳で、これから三日間は、体力と予習勝負だ。酔っ払って、ひねモスラになって、のったのったとしてはいられない。
素敵なうちなー(沖縄)料理と島酒(泡盛)でハッピーになる事は今回諦めて、とにかく勉強だ! |
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三村 申吾
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