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VOL.210 [2014.12.16]
『飛ぶ夢をしばらく見ない』
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『飛ぶ夢をしばらく見ない』は、脚本家として有名な山田太一の渋めの文学作品だ。
上梓された頃にちょうど自分も新潮社にいたのだが、何と言っても、このタイトルが良くて、上手いなあと感激した事を覚えている。
映画化もされたはずだが、もう原作は絶版となり、国会図書館にでも行かないとないのだろうなぁ。
「人生は短し、されど芸術は長し」とは言うが、「文芸書籍の命は短し」と、自分が担当し既に絶版となった著作のあれこれを思っている。
閑話休題、「飛ぶ夢」は人間の永い永い夢だ。
レオナルド・ダ・ヴィンチはもう一息だったけれど、ライト兄弟が遂に飛んだ。それからの技術革新は凄まじい。
しかし本日テーマは飛ぶ楽しさ。
『愛と哀しみの果て(原題アウト・オブ・アフリカをこう訳したってのはなかなか凄い)』は、タイトル通りアフリカを舞台とする壮大な恋愛物語だ。
ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープ主演で映画化された。
劇場の大画面で見た、レッドフォードの操縦する小型飛行機でアフリカの大地を、草原や水辺や小高い丘を舐めるように飛ぶシーン。アフリカの天地自然や生き物たちの美しさには、心から感動した。
その後も、テレビ放映で何度か見るに至ったが、このシーンだけはいつもドキドキしながら、しかも本当にうれしく見ている。
そんな飛ぶ夢を、今夜は是非見たいなあと思っている今、飲んでいるのはチリワイン。
空から見るチリの姿を、見られるだろうか?
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三村 申吾
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