今年は、例年になく桜が待ち遠しい。
余りに長い寒さと繰り返す雪には、さすがにあきれてきた。
あたり一面が真っ白な景色と何メートルと降り積もった雪は、北国の旅情をかきたてる、大切な観光コンテンツの一つではあるけれど、余りにしつこくて、春4月と云うのに長靴やブーツを履いての入学式には、「そりゃな いだろ」と物申したくなる。
桜が満開の各地の映像を見るにつけ、今は、ただただ桜が恋しい。
無論北国の我らは、桜の花が咲いたからすっきり春が来るのではなくて、寒気が戻って、花びらにみぞれ雪がうっすら積もった景色も、たびたび見ている。
しかし、そんな寒さは二日と続かず、直ぐにぽかぽかのお日様が帰って来ることも、我らは知っている。
桜さえ咲いたら、基本は春。桜の花びらに雪の光景はだから、多少寒くとも
「絶景かな、絶景かな!」
と石川五右衛門のように、大見得を切って愛でていられるのである。
さあ、此花咲くや姫さま、スカイツリーなんかに何時までも見とれてないで、そろそろ青森を目指して下さいませんか。
心から、お慕い申し上げ、お願い申し上げます。 |