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VOL.236 [2015.6.2]
行く春や
 横浜町の、すっかり終わりかけても尚、黄色の花が僅かに残る菜の花畑を通った。思い出したのは「菜の花や月は東に日は西に」の名句より、同じ蕪村でも、

「行く春や重たき琵琶の抱きごころ」

である。
琵琶は、その物自体も奏でた時に響く音も重たい楽器だし、春と夏の境目のどよんと湿度ある時分の気分を現すのに、これほどぴったりの物は無いと思う。
 蕪村は、やっぱりすごいなあと思う一方、未だに「抱きごころ」の所が良くわからない。ずっと「抱きごこち」と誤って覚えていたくらいだ。
語感や語彙の天賦の才があるからこそ、蕪村になれたのだろうなぁと街頭演説での語彙の乏しさを自ら嘆く所である。

しかして、琵琶の抱きごころ転じて、今はスコップの抱きごこちを、思っている。

“スコップ三味線”。楽器その物の重さは、決して琵琶に負けず、一方、音の際立った派手さは対極にある。
琵琶は勿論全く弾けないが、スコップなら免許皆伝である。
スコップは、大阪堺の浅香工業製金象印が最良、 バチは新潟県燕市の深海金物制作所のゴールドラビット栓抜きに限ると云う。
当然、その両者を専用に持っている。
師匠から、免許皆伝の時に贈呈された金象印スコップを津軽塗りした、オリジナル超高級スコップは勿体無くて、さすがに飾ってある。

メロンやさくらんぼの初夏がくれば、いよいよスコップ三味線を担いでの、県外量販店での青森県フェアが始まる。県産品PRのため、チームを組んでのスコップ三味線演奏、本来はちょっと音合わせの練習とか、入らねばならない時期だけれど、今年はマイク持って街頭演説だ。

さて、このスコップ三味線の特技で、我ながらびっくり、昨年は1千万円稼いだ事があった。
稼いだと言っても、ふるさと納税だから誤解無いように。
誘致企業でもある関西のある大企業の創立90周年パーティーでサプライズ余興を依頼され、チームを組んで出場、何曲かやり、関西だから締めの阪神タイガース応援歌『六甲おろし』には社長さんにも飛び入り参加して頂いた。
お客様である関西財界人から、やんややんやの喝采で、社長さんも大いに面目を施されたと云う事もあって、何だかんだとふるさと納税を頂戴した訳だ。

芸は身をたすく、県をたすく(*^o^*)

三村 申吾

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